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市民型講座

2011年2月23日市民型講座

第9回:「新しい文脈における数学の役割」

開催日時: 平成23年2月18日(金) 18:00~19:00
開催場所: 新仙台ビル、3階会議室
〒980-0804 仙台市青葉区大町1丁目1-30
講演者:小谷元子講師(東北大学大学院・理学研究科教授)
講演題目:新しい文脈における数学の役割
講演要旨:数学は古代ギリシア時代より、自然現象や物質の性質を記述する基本言語として自然科学・工学と互いに影響を与えあいながら発展してきた。20世紀後半に情報技術が発達し、また社会システムが複雑となるなか、大量の曖昧な情報から、現象の本質を記述するための数学が求められるようになった。現在、人類が直面する課題解決に、数学がどのように係わっていけるのか、そしてどのよ うに発展していくのか、考えてみたい。

講演では「宇宙と言う書物は数学の言葉で書かれている」と言うガリレオの名言に始まり、科学にとっても基礎の基礎である数学が現代までにどのように発展して応用されて来たかについて熱意あふれる解説を戴きました。幾何学がご専門とのことで、三角形を地球のような球面上に描くと内角の和は180度を超えてしまうことから曲面を扱う幾何学が生まれ、それを発展させたリーマン幾何学がアインシュタインの相対性理論の数学的基礎となり、地球上の位置を知らせるGPSの精度を高めることに貢献したお話しをされました。将来的には自然や物質の数理に留まらず、生命の数理、人間の数理、社会システムの数理を解明し、新物質とエネルギー開発、物質と宇宙の起源解明、生命体機構の完全解明、オーダーメイドの医療、地球変動の予測、災害・事故の完全予測と予防などの実現に役立てて行く、などの夢をたんたんと語って下さいました。

 
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