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市民型講座

2012年12月28日市民型講座

第17回:「天気予報の歴史」

  天候が気圧と関係することは既に1670年ころにはバネの法則で有名なフックによって知られていた、と言うお話しから講演が始まりました。そして世界最初の天気図は1783年3月6日の日付になっており、作られたのが33年後の1816年ころと聞かされ、科学の進歩のおもしろさも感じました。
 そしてライプチヒ大学のビャークネスは1914年に「・・・・ちょうど1世紀前に天文学で開始された予測の問題を気象学にも確立しなければならない。・・・私はいつの日か、この問題は気象学の最重要テーマになるとことを確信している。・・・たとえ日々の予報に計算の上で数年かかっても私は幸福に思うだろう。そのとき初めて気象学は精密科学となり、大気に関する物理学となるであろう。」とまで、述べたそうです。
 今や天気予報に計算機は必須ですが、最初の電子計算機を作ったノイマンもミサイルの軌道計算に留まることなくチャーニー等を強く支援して1950年には気象における数値解析の論文を発表しています。そして1959年に日本の気象庁でも数値予報が開始され、IBM704計算機が導入されたとのことです。今や地球シミュレータも使われて数値予測が行われているようですが、会場から「計算速度が10倍になったら予報の精度はどのくらい上がるか」との質問がありました。実際は速度に合わせて新しい解析方法を開発しつつ精度を上げて来ているので、単純には割り出せないとのことでした。技術の発展を最大限に利用して数値予報に果敢に取り組む科学者魂を垣間見た思いです。今後の岩崎先生のご活躍に大いに期待しましょう。

 

 
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