市民型講座
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市民型講座

2021年6月28日市民型講座

第52回;「20世紀に大活躍した女性科学者たち」

 

科学協力学際センターの第19回総会終了後に学際科学セミナーとして開かれました
実に3年をもかけて11トンの鉱石を砕き、1グラムにも満たない新元素のラジウムとポロニウムを1903年に発見分離しました。新元素はX線などの放射線を出す全く新しい種類の元素であるばかりでなく、不安定で壊れやすいこともわかりました。
その崩壊過程を調べることによって原子が極めて硬くて小さな原子核とその周りを大きく緩やかに回る電子から出来ていることが示されました。この原子構造から電子については金属や磁石の性質が何故現れるかを初めて説明した量子力学が誕生し、原子核については硬さの証しである膨大な結合エネルギーの理解によって眩い太陽の輝き、深淵な宇宙の進化、素粒子による究極の世界、が明らかになってくる等、新発見へと次々に繋がりました。
キュリー夫人は掛替えのない研究協力者としての夫を若くして失いながらも2人の娘を立派に育て上げ、戦時にあってはラジウムを使ったX線装置で負傷者の救済に奔走し、晩年は若手研究者の育成にあたり、祖国に思いを馳せながら社会の為に生涯を尽くしたフェミニストでした。

 

 

 
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